製作日記

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2017年8月12日(土)

さすがに外気温が37℃を越えると昼間は仕事になりません。

パーツ造りの型が熱で歪むので正確なパーツが造れません。
てか無理すると火災の発生だってあり得ます。
まぁ温度計見てやばくなったらガスで冷却しますから発火することは無いにしてもそれやると製造コストが増えるし、なにより地球環境に良くない・・・・
ガス冷却はあくまでもデータ取りや緊急時のみで、量産ルーチンに組み込めませんよ。


小さなパーツと、中空モノコックの張り合わせパーツは熱の発生が少ないので大丈夫ですからやってますが、造り過ぎに注意しなければなりません。(保管場所が一杯になる為)



ヤバイのは1個あたりの体積の大きな肩のパーツと膝のパーツですよ、硬化剤を減らしても盛大に発熱します。

 

実は昨年膝パーツの製造型を壊したのはこれが原因です。

0.6%硬化剤減装で鋳込んで初期硬化が始まるまで夏期32℃までの気温で15分〜20分くらい、(初期硬化が起こる前から冷やすと歪みが盛大に出ます)

その時点でブロックと湯口の温度を計測するんですが、ちょっとうっかり数分オーバーしたらなんか煙が出てます・・・・
いつもなら10分でブロック外気温+5℃、湯口70℃前後のところがブロック161℃、湯口294℃・・・・やべぇ!

取り出そうにも高温過ぎて手遅れです。
慌てて−80℃位のガスで冷却を開始しましたが反応が激しい内部まで届かないので、冷却剤と一緒に密閉容器にぶち込んで発火防止に炭酸ガスを注入して丸ごと水の入ったバケツの中へ沈めました。
この温度に直接水を触れさせると爆発します。
引火性の爆発ではないですが極めて危険な状態でした。

反応が収まって型を見たらもうギタギタ。
いくら耐熱シリコーンでもボロボロになり、もう型としては使えませんでした。


こんな事故を繰り返さない為にも、大きなパーツの製造は気温の下がる夜更けまで待つしかない・・・・・

長い夜になりそうだぜ・・・・

て言うか暑すぎる日の昼間は連続作業30分が活動限界です。
力仕事なので体を冷やして休めないとそれ以上は熱中症で死ぬ。

顔の仕上げとか精密作業の方は呼吸を止めるのでそれも体温が上がって辛いです。

結論
安全第一。
もう若くないので昔みたいな無理はしない。



さて、ニュースをみた感想などを。

衣裳担当:長いからいいです。

PC担当:バカの話は必ず長いらしいな。

私:お互い様だ!


沖縄かどっかのビーチで貸しパラソルだか貸しビーチチェアだかのレンタル料金で中国人観光客だけ20,000円という料金設定が差別だとニュースになってましたが、こりゃ確かにひどい差別だよ。

20.000円とか見くびり過ぎだよ!

中国人観光客(香港を除く)の皆様方には80,000円位請求しないと世界第二位の経済大国の皆様方に失礼だろ!

20,000円なんて我々には大金でもお金持ちの彼らにとってうまい棒を買う位の端下金を請求するなんて言語道断!
失礼にも程がある!


と、まぁ辛辣なジョークはここまでにして、普通にデポジット(保証金制度)にすりゃいいんじゃないの?

それでも駄目ならビジネスモデルとして現状の営業形態を見直すしかあるまい。

物はいつかは壊れるし物品レンタルは相手が誰であっても製品寿命がある以上は根本的なリスク排除は出来ないっしょ。

パラソルやビーチチェアだって元々レンタル業務に供する為の高耐久な設計はしてないと思いますよ。
あくまでもお買い上げ頂いた方だけが使用する前提ですから、毎日使う様な使用頻度は想定してないでしょ。

だとしたら貸し出して利益をあげる業務の会社が足りない耐久力を設備投資として補完するのが筋じゃないかな。

正直な話、文明国とは言い難い国の人達に貸すのだったらこういうトラブルは事前に予見してないと商売として駄目だろ。

借り主が意図的に壊す場合は除外だけど、観光地で浮かれ気分でちょーしこいて壊しちゃいましたみたいなのは結構起こり得る事なのでは?

現場を見てないと故意に壊したかどうかは判断できないのなら損失として諦めるしかないし、或いは壊れない頑丈な構造のものに変更していくとかするしかないだろ。


正当なビジネスで日本を訪れる中国の人は押並べて優秀な人が多いので話せば大抵のことは理解してくれるし、言われてる様にマナーが悪い人は稀だ。
むしろ律儀で義理堅いので個人的に悪い印象は無い。

企業の一員として交渉を任され海外に渡る様な人間に馬鹿は少ない。

彼等には実際に会ったことが何度もありますが、皆頭が切れるしきちんとアリガトウとゴメンナサイが言えるので信用はできる。
こういう人間はナニ人であっても立派だし、実は最も手強い相手なんですよ。

木っ端役人は面子しか頭にない馬鹿しかいないだろうけど。


しかし観光客は話が違う。
大半は無知蒙昧で野性動物と大差ない。成金も所詮同じで品がない。

彼らは中国共産党の長年にわたる圧政と独裁による愚民化政策の被害者でもあるのだが、我々には知ったこっちゃないよな。

なにしろこちらの常識は野性動物には通用しないのを忘れちゃいけませんよ。


神社仏閣に落書きしたり油を掛けたり破壊したり放火したりする半島の馬鹿民族みたいなのは論外だしテロリストだから問答無用で害獣駆除の対象で全部日本から叩き出すのが正しい対処だが、単に公衆道徳が備わってないだけで破壊を目的に来ている訳じゃ無い観光客相手のレンタルのこれは商売だからねぇ・・・・お金を貰う以上は発生リスクの半分は商売をする側が負うのは仕方の無いことでもあるのでは?

借り手を選別する事が出来ない商売は貸し手が知恵と費用を出して自衛するしか解決策はないよな。
下手なことすると人権屋が騒ぎ出すし。
結構難しい問題だなぁ。


別に中国人観光客の肩を持つ訳じゃないが、日本の文化が好きで日本にやって来ている様な、事前に日本の事を調べて我々の価値観や公共の場での立ち振舞いに関して基本的な知識を持つ親日的な外国人以外はどこの国から来た観光客でも基本的にはマナーはなってないと思いますよ。

外国人観光客なんてそんなもんだよ。


勿論、日本人は国内観光地であっても世界のどこ行っても良いマナーだとは信じますが、絶対では無い。

喫煙所周辺の吸い殻や飲み食いのゴミを見るとそう思います。

そこに灰皿があるのに吸い殻を道に捨てるとか、食べかすやゴミを灰皿にねじ込むとかする奴に日本人が全く居ないとは言い切れまい。

ここで喫煙者はマナーが悪いからっていう短絡的な意見は間違いだ。

吸わない奴が通りすがりに灰皿にゴミをねじ込んだり飲み終えた空き缶とかを灰皿の上に置いて帰ったりしてるのを何度も見てます。

灰皿は空き缶やペットボトルの捨て場じゃないし、喫煙所は街中ではむやみに煙草を吸わないルールを守る人の為の場所であって、吸わない人の為の休憩所じゃないしごみ捨て場じゃない。

禁煙区画にいくらでもベンチがあるだろうに、なぜわざわざ喫煙場所に来て座り、あまつさえゴミまで捨てていくのか?

ふざけないで欲しい。


マナーがなってない奴は喫煙者ばかりじゃない。


まぁ相対的には吸う奴の方がマナーがなってないのが多いとは思いますがね。

落ちている吸い殻はほぼ間違いなく喫煙者が捨てたものだろうし。

あと吸う人も吸わない人も喫煙所に子連れで来るのは本当に止めてもらいたいです。

こういうのを見ると中韓を馬鹿にしてばかりいられん。

PC担当:日本人のふりをしてる奴がどのくらいいるかな?

私:かなりいると思う。
最も赦しがたいのはそいつら。



画像は蓄膿症治療で飲んでる薬。飲むと激しく腹壊す。

 

衣裳担当:お腹は痛くならないんですか?

私:べつに?

PC担当:サワジリじゃねぇ!サワシリンだろ!


激しい下痢なのに全然腹が痛くないのは逆に危険。

うっかり屁をするとエライことになる可能性があるのでロシアンルーレット並に超危険。
ヘーデズミーデル現象。

(ヨハン・トラヴァント・ヘーデズミーデル博士1893〜1961:旧東ドイツの生理学者、著書:有機ガスと液体の境界と分離における括約筋の限界値)

PC担当:嘘をつけぇぇぇ!!

2017年8月6日(日)

この工房にはエアコンは無いのですが、街中では銀行行ったり買い物行ったりコンビニ行ったり飯食ったりで建物の出入りを繰り返すと、エアコンの効いた室内と屋外との差でちくのうが悪化します。

暑いのは嫌いで涼しい方が、いや、寒いくらいの方が好きなんですが。

エアコンが強力に効いている様な場にずっといるのは大丈夫ですが、涼しい室内と暑い外を出たり入ったりを繰り返すとてきめん鼻にキて鼻炎が悪化しますよ。
いわゆる鼻風邪って奴かも知れません。

で、運が悪いと蓄膿症まで行ってしまいます。

今回のはかなり来てます・・・・
眼球の奥が万力で締め付けられるかの様な強力な痛みで辛い。

普通の頭痛は拍動性で脈に連動してズキンズキンと痛むじゃないですか?

ところがちくのうの痛みってそういうのでなく、副鼻腔の出入り口が鬱血により完全に閉鎖しているところに内部でガンガン鼻汁とかリンパとかが分泌されて、それらが化膿して内圧がガンガン上がりまくって周辺組織に圧力が掛かるという物理的な原因による痛みなので拍動には連動せずノンストップでギリギリと締め付けられる様に痛いという容赦無さで辛抱堪りません。

圧力がMAXまで行くと内部から眼窩とかを押し上げて眼の焦点がズレ始めます。
歯根とかも押されるので親知らずみたいに歯の根の痛みも出てきます。

HKSとかトラストに頼んでブローオフバルブを頬っぺたとかに取り付けたい位にキツいです。

それで物が二重に見え出す始末で、いかん!これ以上の放置は脳に行く可能性がある!医者行くか治療薬を飲まないと洒落にならないバッドエンドルートに陥るかも・・・・・
と言う訳で手軽に薬局で買える薬を飲む事にしました。

PC担当:医者行けよ!

私:医者とか歯医者とか苦手。
痛い治療が待ち構えてるのを解った上での待ち時間が嫌、心臓に悪いし。
気をまぎらわせようにもよりぬきサザエさんかつまらない女性雑誌位しかないのでキツい。
携帯の電源は切らなきゃならないしやることが無いのがツラ過ぎる。
仕事してた方がナンボかまし。

衣裳担当:あ〜、待ってる間のドキドキ感は確かにイヤですよね。

私:せめてゴルゴ13の全巻とか、こち亀の全巻とかあればイイのに・・・・

PC担当:何ヵ月治療に通う気だよ!


ちなみに耳鼻科に行くと一撃で治ります。

鬱血した副鼻腔の入り口を無理矢理こじ開けてボスミンとかの血管収縮剤を強制的に送り込み、ドレーンで腐った中身を吸引し、生食で内部を洗浄して最後に抗菌剤と抗炎症剤をぶち込んでお仕舞い。

もうさっきまでの痛みが嘘のように治り、鼻づまりも春の淡雪の如く消え去ります。

ただし、治療は非常に痛い。
拷問ですよあれ・・・・

だから怖いので耳鼻科は最期の最後まで行かないように粘ります。で、薬局で買える市販薬に頼ってしまいます。

しかしこの痛みはアスピリンとかイブプロフェンとかのプロスタグランジン生成阻害系の一般的な作用の鎮痛剤が全く効かないのは経験で解ってます。

消炎効果が比較的強いロキソニンは少し効きますが、ロキソプロフェンの長期使用は肝臓だかに悪いと聞いたので酒飲みの私はあまり使いたくないです。

肝臓は宝です、大事に使えば一生使えます。

製造担当:内臓ぜんぶそうだろ・・・・

PC担当:でも泌尿器は大事に使ってても単なる蛇口になっちゃうよな?なあ?(ニヤニヤ)

私:それは御公儀の秘密だ!軽々しく口にするのは許されぬ!


で、漢方薬を買ってきて飲みましたが、漢方薬は効いてくるまで結構日数が必要でその間が地獄でしたよ。

 

結果的にそこそこ効きましたが根治には至らず、らちが開かないので手持ちの抗生物質を飲んだら効く効く!三日でほぼ治りました。

普段は薬自体よほどの事がない限り飲まない質なので、飲んだ時は未開文明の原住民並みに薬が効きます。※痛み止めとかはあまり効きません、溶剤まみれで中毒だしアル中かもしれんし。

だが同時にその副作用はかなりきつい。

この夏場に激しくお腹壊して脱水症状をおこします。

コンビニのコーヒーのボタンを押してから出てくるような感じで、ち〜〜!って感じで完全に液体。

製造担当:汚ねぇたとえはヤメロ!コーヒー買えなくなるだろ!

私:ピー、ピー、ピー、おいしいコーヒーとは明らかに違うものができあがりました!

衣裳担当:やめてください!


で、3日ほどお粥とヨーグルトで過ごしてます。

抗生物質は制圧目標の細菌にも勿論効きますが、腸内環境を根こそぎ破壊するみたいで、例えて言うと敵兵を殺すために一緒にいた前線の友軍部隊まで化学兵器弾頭で皆殺しみたいなもんです。

援軍として毎日ヨーグルトを食べてますが、明治の研究所が産み出した屈強な乳酸菌軍団をもってしても生きたまま大腸までたどり着けた奴は誰一人いなかったようだ。

 

まさに小腸ラビュリントス。

PC担当:どんな難攻不落な迷宮だよ・・・・・

私:抗生物質飲むとさ、身体中から臭いが消えるよ。
汗かいても臭くならないし安全靴履いた足も靴下も全然臭いがなくなるし、朝起きて枕の加齢臭も無くなる。
もう身体中の微生物という微生物をジェノサイド状態だよ。

PC担当:まじかよ・・・・デートの前に抗生物質とか流行りそうだな。

私:ただ、下痢が止まらないし腹痛も半端ない状態では無理だろ。


で、ちくのうが良くなってきてもこの腹の状態で油断して強めに鼻かんだら大惨事をおこしそうだから、ダムが決壊しないように用心の為に尻に力を入れて鼻をかんだら変な姿勢で腹回りに力を入れたせいか今度はぎっくり腰に・・・・ピキッと・・・・

いったい俺がナニをしたというのだGOD!

衣裳担当:バチが当たりました。

PC担当:湿布薬臭いのであっちに行け!

私:貴様の着替えの作業着の股間部分に液体サロンパスを大量に噴射してコサックダンスを踊らせてやる!

PC担当:金冷法かよ!それが必要なのはアンタだろ!




さて、クリエイターって作品のジャンルを問わず、心を病んでる人が多いですよ。

人形製作とは違うジャンルのお方ですが、絵柄の緻密さとか緻密でいて淡い彩色とかでいい味のイラストをお描きになっていて気に入ってる作家さんのツイッターとかをちょっと覗いてみたんですが、どうも難病を抱えておられるようでそれも大変だろうし、なによりもうかなり精神が辛そうで痛々しくて見てらんない。

でもわかる。わかりますゾ!それらの創作にかかわる悩みとか。


商売がら命を削る様な思いをして産み出した作品を見ず知らずの他人に見せなくてはなりませんので、その評価に怯えたり、自意識過剰ぎみになるのはある程度仕方のない事じゃないですかね。

多くの創作者は繊細な心を持ってます。

困った事に、良い作品を産み出す為にはその繊細な精神が必要不可欠な要素だったりします。

腱鞘炎みたいに職業病だと思って諦めるのが正しい対処法だと思いますよ。

苦しんだ分だけ確実に理想の作品に近付いていく。

そう思えば少しは気が楽になりますよ。

まぁ病気でも怪我でも苦しみは本人にしか解らないので周りの人があーだこーだ言っても意味など無いんですけどね。

だいたい他人のアドバイスごときで良くなる位ならとっくに治ってますよね。

むしろ頑張れとか強くなれとか言われてもねぇ・・・・それが出来りゃ苦労は無いっていうかねぇ・・・・心が風邪引いてる時にはかえって重荷になりかねませんよね。

でもね、今の自分の作品や作風から更に一歩突き抜ける為に本当に大切なのは実際のところ意思や心の強さとか知識や経験、才能とかが必要なんじゃなくて弱くて繊細な心が必要なんですよ。

いや、違うか、才能は必要ですわ。

その"か弱き心"こそが才能そのものなのですよ。
なかなか自分じゃ気が付かないもんですけど。
アインシュタイン的に言うとデリカシーって奴ですよ。

風が吹けば消えてしまいそうな弱々しい炎の揺らぎこそが、消えない電球の光より美しいんですよ。

あとスルー力ね、これ大事。

創作者ってもんは成功しようが失敗しようが一人一人が他人とは異なるスペシャルな人生であることに違いはない。

出来れば創作は楽しんでやりたいものですね。

人生は死ぬまでの暇潰しってのは案外と真理を突いた言葉だと思いますよ。

気楽にいきましょう。


PC担当:あんたは電球の光どころか原子力で発光するくらい図太いよな。

私:チェレンコフ光か俺の精神は!


こないだたまたま入った店で電池で光る氷がグラスに入っていて、それが蒼白く光っていて燃料プールにしか見えねぇ・・・・
怖いからヤメロ。



画像は鋳型終了後。

 

ここ数日少し気温が低かったのでやってみました。
残留応力が抜ける三日以上経ってから型を開きます。

気温と湿度が高いとエラー品の確率が跳ねあがるので、夏場は天気予報を見て気温の隙を付いて鋳型します。

上手くいってれば良いのですが・・・・・

TROTTLA

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