製作日記

<<前のページ | 次のページ>>
2025年4月16日(水)

車(もちろん日産車)が故障して代車生活なんですがそれはそれで違う車を体験できるので結構楽しいです。

PC担当:どの辺が壊れたのよ?

私:始動困難。つまりエンジンが掛からん。
だが一時間くらい放置して再度チャレンジするとなんとか掛かる。

衣装担当:結構困る状態じゃないですか?

私:フォードとかランチアとか長年乗ってた身としてはこんなのは故障のうちに入らん。
大抵は自分で直す。
・・・・のだがな、もう歳でそんな気力も減退してきてるしこのHRエンジンってのが結構くせ者でな、整備しにくいんだこれが・・・・
前のQGエンジンは結構単純な配置なんでヘッド開けて整備したりくらいはなんとか出来たがHRって奴ぁインマニがエンジン本体の上に被っててプラグの点検するにもソイツを一旦バラして外さなきゃならんという面倒くさい奴でな、
今みたいに仕事で手一杯な時にそんな時間は取れんので信頼できるプロに任せることにした。
注文してたパーツも来たみたいだし。

PC担当:既に他にもとっくに不具合が出てたって事ね。

私:そうなのよ、そいつもまたエンジン始動が出来なくなる別の原因だった部分でな、
日産のBプラットフォーム系車体とかの初期に共通の不具合。
ティーダとかノートとかも同じ不具合が出てるらしい。
あと何故かセレナとかにも。
でも生産車両全部じゃなくてそれぞれ車種ごとにランダムに発生するという嫌な運試し系のトラブル。

エンジン再始動困難っていうコイツは結構重大なリコール案件に匹敵するヤバイ欠陥のはずなんだが対策部品は出てるみたいなんだが有償だしリコール申請もされとらん・・・・
まぁ当該パーツが全ロットじゃないからなんだろうが引き当てたオーナーは堪らんよな。
で、電子プログラム的な小難しい不具合じゃなくて原因はハンドルロックの物理パーツ部分の成型不具合みたいなショボい理由。

かいつまんで説明するとキー側で解錠の信号を送って車体側で受信後にドアロック解錠動作のあと、ドア開けて乗り込んで次に始動スイッチを回す時にハンドルロックパーツの爪が引っ掛かって戻らないのでハンドルロックが解除されない、で、その状態で駐車や停車時に車両監視の目的で走ってるセキュリティープログラムが不正始動って認識してイグニッションに電気を送らないので始動しない、あとハンドルもロックの固定が解除されないから全く動かないって状態になるのだ。
セキュリティープログラムとかはちゃんと仕事してるが犯人はロックピンという物理パーツだという。
多分ゴーンのコスト削減で安い樹脂パーツとか採用したからだと思う。
固定パーツはまだ良いとしても作動パーツの素材と品質管理には金掛けないと駄目って奴の見本みたいな不具合。

と言ってもインテリジェンスキーから実態キーを引き抜いて使えば問題なく動かせるし自分的にはキーを差し込んで回してエンジン始動みたいなのは男の儀式みたいな矜恃があるから別に嫌じゃないしな。
まぁ雨の日に両手に荷物持ってるみたいな時にはリモコンキーが無いのはチョイと辛いのは否めないがな。

で、まだ修理中だからほんとの原因は判らんのだが長年化石燃料車に乗ってきた身としてはエンジンの型式にかかわらず大体不調の原因ってのがなんとなく解るし大体その予想は当たるのよ。

PC担当:で、今回の予想はナニよ?

私:昔のバイクとかでプラグがかぶってエンジンが掛からんというね、ガンマとかスズキの2ストロークエンジンには日常茶飯事な状態に酷似してるからまぁ点火系の不具合には間違いない。
で、HRになって昔からの日産エンジンの弱点のエアフローメーターが飛ぶって言う悪癖は無くなったんでその後ろのスロットルボディーの不具合、まぁそれなら多分中のデポジット汚れとか、或いは固着。
だが一旦エンジンがかかった後のアイドリングは安定してるのでこれもなんか違う。

時間経てば再始動は可能なんでインジェクションとか燃料ライン系の不具合じゃない。
セルも回るしバッテリーは多少劣化してるけど電圧を計っても許容範囲内だしでオルタネーターを含めたバッテリー関係の不具合でもない。

となるとプラグかぶりみたいな初爆が起きずにエンジン始動が出来ない状態ってのはプラグ本体の劣化かプラグコードからのリークか或いは点火制御プログラムの不具合のどれかしか考えられん。
で、燃料噴射量の異常とかプログラムの不具合なら必ずログが残るし真っ赤な警告灯(オシャカランプ)が灯くからすぐ判るがそれは無い。

という理由で多分プラグの電極の磨耗か振動や経年変化によるプラグキャップの緩みからの接触不良のどっちかってのが俺の予想。
で、そのプラグがインマニに邪魔されて簡単には脱着できない位置にあるのでまいっちんぐ、っていう状況ですよ。

衣装担当:車屋さんやれそうな位詳しいですね。

私:やりたかったんだが何故か人形造ってる。
まぁ俺がエンジンとか弄ったら手加減しないで徹底的にやるだろうから湾岸ミッドナイトの北見さんみたいな地獄のチューナーになって客か死ぬからやんない方がいいのは間違いない。

PC担当:さもありなんとしか言えんなそれ。
頭髪はガッちゃんの方が近いけど。

私:I Love you OK!〜♪って、おだまりなんし!

衣装担当:ボディーショップサンデーの方だったらもう完全に一致する点がありますよね。

私:ハハハ!こりゃまた派手に!・・・・ってオイ!つるっ禿じゃねえかよそっちは!

まぁ今回のは12万キロも乗ってる車両だしそりゃプラグも寿命だと思うし日産が悪い訳じゃない。
強いて言えばメーカー指定交換時期の10万キロを越えてもなんの問題もなく平気で使えていたNGKプラグのオーバースペックな品質に甘えてた俺が悪いのだ。
でも多分だがHR系のエンジンのプラグへのアクセスの悪さから世界中でプラグ交換を怠った故のトラブルは多発してるんじゃないかなとも思う。
だって、超めんどくせぇよインマニの着脱って。
気密性が必要なとこの着脱時のトルク管理とかプロ以外が気楽にやるもんじゃねぇし・・・・

PC担当:めんどくさい生産性の悪いフレームを設計している人間のお言葉とは思えませんなぁ。

私:やかましいわ!


あと代車のワゴンR、すげえ辛い。
初代の地獄みたいな踏みつけ式アクセルペダルが正しいペダル構造に直されていたのは大いに評価しますがこのハイトワゴンの軽自動車ってのはおそらく全メーカー共通なので文句言わせて貰いますがこんな重心位置の高い不安定な車に低扁平率のタイヤを標準で装備とか頭おかしい。
グリップ自体をいくら上げても操縦性の変化の連続性に疑問があり乗り難いし乗り心地最悪だし燃費悪いしで良いところ一つも無し。
このホイールベーストレッド比と重心位置と車重と出力なら13インチで70偏平で十分です。
多少グリップが悪いくらいの方が雨の日とかの滑り出しとその制御が判り易く安全で遥かに楽だと思います。
なんでもかんでもABSとか電子制御でどうにかしようって方向は改めてほしいです。
64ps上限で車重800kgとか900kgの車にそんなもん要りません。
あと椅子が酷い。
腰も尻も背中も全部痛い。
昔のホンダ車の次くらいに酷い。
電子制御とかより椅子に金かけて下さい。
日産はルノーと提携したお陰で安い車でも椅子だけはマトモになりました。
日本車は世界最高だと思いますが高い車は良いとして安い車の椅子だけは世界でも下位に入るくらい駄目な点です。
いまだにこんな椅子つけて売ってるとは信じがたい位遅れてます。
それら以外はまぁ流石日本車、出来は良いです。

PC担当:あんたの身体がデカ過ぎるのも原因じゃねそれ?

私:それはあるかも知れん・・・・


今回はお仕事関係の画像はありません。
ここしばらくお届け用の個体を製作しとりますので先週述べたように受肉後の画像の掲載は控えさせていただいてますゆえ御了承下さい。

衣装担当:受肉って・・・・

PC担当:まぁ文字通りフレームに皮膚表面を樹脂で鋳造したってことだが悪魔召喚みたいな感じがするな・・・・

衣装担当:中二病が過ぎます。


代わりに作業机の上に居たニホンヤモリ君をご紹介します。
寒い日だったんで動きが鈍く簡単に確保出来ました。
つぶらな瞳がとても素敵ですね。

 

衣装担当:嫌ぁぁ〜!・・・・って、あ、これならまぁ大丈夫・・・かも・・・・

PC担当:ムカデとかオオゲジとかに比べたらな。

私:只コイツらウンコがデカイんで掃除とか結構大変なんだよ。
害虫食ってくれてるから黙認してるけど・・・・


で、まぁ出荷。
斜めにしてかつ助手席を一番前にスライドさせてなんとか入った。

 

いかに車高が高くて荷室容量も大きいですよって言ったところで軽自動車の規格では長物の積載はやはり厳しい。
やはり日本で乗るには狭い道でも行ける5ナンバー枠小型車のサイズでミニバンかステーションワゴンが一番だと思います。
仕事にもレジャーにも使えるし。
自分はまぁ車高が高い車の運転は好きじゃないのでステーションワゴン一択ですが。

幅1695mmで高さ1500mm前後、(出来れば1450mm位で)全長は4500mm前後でホイールベースは2600mmから2650mm位で車重は1200kg前後の奴がベストですよ。
で、排気量は1500cc〜1800ccのターボ無し。
ATなら多段5速は欲しいし良く出来たCVTなら1600cc迄はOK。
1800cc以上なら多段ATかいっそ5速マニュアルで欲しいです。
あれ?ウイングロードって結構良くね?

PC担当:窓の上が少し変だね。(画像省略)

私:それはホントにそう思う・・・・なぜこのラインにしたのかデザイナーを小一時間くらい問い詰めたい・・・・

TROTTLA

industria   imitazione
許可無く当ページ内の文字情報、画像を複製、出版、放送等に利用する事は禁止致します。
TOPページへ
Copyright (C ) 2005 TROTTLA All rights reserved