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製作日記

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2016年10月29日(土)

まだ少しPCが不安定っぽいです。
メール返信が遅れます。
すみません!


この前、街中で倒れてる人がいて、通りすがりの人やその近所の商店の人達が救護してる所に遭遇しました。
見た感じ狭心症っぽい感じでしたがさほど重篤な感じはしません。が、医者は呼んだ方が良さそうです。


何人かの人が救急車呼んだり、怪我してないかとか、意識があるか等を見たりでなかなか手際よい感じでしたが、その中の商店街のおっちゃんとおばちゃんはちょっと動揺してました。


おっちゃん:オイ!救急車!救急車呼べ!

おばちゃん:え?えっ?
救急車、救急車、そうか、救急車は119番・・・・えーと、119番・・・・
ちょっとあんた!?119番って何番だっけ!?

おっちゃん:だから119番は119番だよ!
それとな、角の銀行に確かETCがあるから念のためそれ借りてこい!

通りすがりの人:AEDの事ですか?

おっちゃん:そうそう!それ!

おばちゃん:え?え?銀行はATMじゃないの?

おっちゃん:何でもいいから借りてこい!


俺の心の中の言葉:いや、ATMは貸さないだろ!借りてきてどうすんだよ!


人は慌てると意外な言葉が出てくるものですが、場面的に笑うわけにはいかないので端から見たら私も多分微妙な表情をしていた事でしょう。




さて、今年もその時期がやって来てカメムシ大発生中。

 

今年は工房の外壁に忌避薬剤を撒いといたおかげで隙間から潜り込もうとして力尽きたカメムシが外にわんさかと死んでます。くさい。

それでも幾らかは突破侵入してきます。
そんで製造担当が侵入してきたオオトビサシガメに刺されました。

製造担当:かなり痛てえよコレは・・・・

私:だろ〜!キツいよなコレに刺されると。シャツの上から刺すからたまらんよ・・・・


で、入り込むと屋内で集合フェロモン(臭い)を出して仲間を呼びます。マドハンドとかパペットマンかって位に増えます。
みるみる増えます。


ので毎晩バルサン焚いてます。

 

一日辺り50匹位は始末してます。
これでも去年の3分の1位なのでそれなりに忌避薬剤が効いてます。

去年の場合、ニ週間以上くさい臭いで仕事にならなかったけど今年は今のところは昼間少し換気すればなんとかなります。

が、油断ならん。

毎日バルサン焚いて殺戮の嵐を繰り広げてやるわ!


ホームセンターの農薬コーナーの薬剤師っぽいおばちゃんに効率的なカメムシ対策は無いか?って聞いたら、あーカメムシは厄介で手強いですねぇ、寒くなる前にこの薬剤を1000倍に薄めて南側の壁に塗っとくと幾らかは効くよ、あとは一週間から10日位は毎日バルサン焚いてごらんなさい、って言われたのでやってみたら確かに効いてる。

外気温が急激に下がるとワラワラと侵入してくるのであと一週間が勝負だ。
今年は絶対に屋内越冬はさせねえぞ。

不法入国はその場で処刑が一番ですね。


ちなみにゴキは全然いません。
軍曹が狩り尽くしたみたいで、彼らももう居ません。
次の狩り場に引っ越したみたいです。

スズメバチは巣が小さいウチに全て破壊しました。益虫なので殺虫剤は使ってません。
巣の物理破壊で追い出しただけです。

虫戦争、今年は俺の勝ちだ。


ただ、竹藪の脇の崖にあるオオスズメバチの巣だけは手を出せねぇ・・・・
命が惜しいからな。

製造担当:アレには関わっちゃイケねぇな。

PC担当:見なかった事にしとくのが吉。


こないだの夕方、その辺りからブヒブヒ悲鳴が聞こえたのでそっと覗いたら山芋掘ってたイノシシがオオスズメバチの大軍に襲われてました。

さすがのイノシシも奴等には勝てねぇ。
幾ら装甲が厚くても眼や鼻先とか腹側に廻られたりしたらひとたまりもねぇ。

奴等に素で勝てるのはツキノワとヒグマ、あと特殊猛禽のハチクマだけだ。

PC担当:あと装備を整えた上で本気になった人間な。

私:俺はやる気ねえょ。耐爆スーツに火炎放射器でも無きゃ勝てる気がしない。
それか対物ライフルで遠距離からとか、RPGとか撃ち込んで土中の巣を崖ごと粉々に破壊するしかない。

PC担当:ガソリンかけて燃やすのが早くね?

私:高尾山でそんなこと出来るか!

製造担当:火炎放射器も同じだろ。


その不運なイノシシは崖を転がり落ちてました。

ちょっと可哀想だ。



画像は参考資料用のフィギュア。
個人的にはサーニャが一番だがドジッ娘眼鏡のペリーヌも捨てがたい。

 

PC担当:シャーロットは?

私:ウチの人形じゃ装甲(おぱーい)が足りない。
やれるのはサーニャ、ルッキーニ、エーリカ、豆狸、ペリーヌ位まで。
同じ理由で艦これも駆逐艦クラスまで。


衣裳は担当が造ってくれるのでなんとかなりますが、ストライカーユニットは造るのはそんなに難しくないし時間も掛からんが、こりゃ廃品だけで造るってのは無理そうだ・・・・
丸断面の廃棄発泡スチロールは連装砲ちゃんにみんな使っちゃったからもう無いし。

家電量販店さんから廃棄用の緩衝材スチロールを貰ってくるか?

そもそもコレ履かせてどうやって立たせるのか、いや、飛ばすのか・・・・
何かしら圧倒的なギミックが必要だな。


PC担当:ワイヤーで吊るしかないな。

私:画像加工を一切しない主義の俺としては映り込むワイヤーアクションはちょっとな・・・・
ああ、φ0.16mmで6kg吊れる糸があるからそれ四本で吊れるか。

衣裳担当:そんな糸あるんですか?

私:最近の釣糸をなめちゃイケねぇ、恐ろしく強いぞ。



あと1108従来型と1108改の膝骨格の可動域の差。

 

実際には肉が挟まるのでここまでは行きませんが、約27度ほど可動域が拡がりました。

これ、お待ちのお客様のストックパーツに全て加工を施します。

常に最高のものを提供するのが私の理想ですから。



で、今週のギャラリーはLuJ5(試作機)です。
前回も言いましたがまだコレ!っていうメイクに至ってません。

 

販売品はもう少しナチュラルな感じのメイクにします。

2016年10月23日(日)

山葵が嫌なら一言減らしてって言えば良いだけなのに。

なんでもかんでもシャベツニダ!だなあの猿共、もといカメムシ共は。

て言うかお前ら寿司食うのは百年早い。

そもそも日本に来るな。
トイレのあと手も洗わないような奴が寿司食うな。
ウザいんだよ。

まぁどこの国の奴とは言いませんニダ。

PC担当:言ってるスムニダ!

私:いけねえスミダ!




実は2週間前位から本社のコントロール用のPCの調子がおかしく、定期更新や通信に障害が出てメールが送受信出来なかったりしてました。
これが常に故障中なら直ぐに対応出来るのですが、不具合が出たり出なかったりしてましたので後手に回りましたよ。

PC担当:おかげでメールが溜まる貯まる。わははは!

私:笑い事じゃねえ!



グラフィックボードを交換→治った!・・・・いや、また症状が出た。

マザーボードを交換→治った!・・・・駄目だ、まだおかしい。

電源を交換→治った!→ 今ここ

まだ何かあるかもしれません。


PC担当:サーバーに使ってる方のマシンも常時駆動ノンストップで二年目だからそろそろ新しいのを物色しとくわ。

私:じょうじ!

衣裳担当:テラフォはいいです。



この不具合で、戴きましたメールのソートがバラバラになっちゃいましたので、返信順番が前後しますのでご了承下さい。
消失はしてなさそうですが、返信が来ない場合はお手数ですが再度送信してみて下さい。



さて、日本人形の協会がUSJのお化け屋敷アトラクションに日本人形を使うな、恐怖心を助長させるなとか抗議文を送ったみたいですね。

言わんとしている事は理解できなくもないですが、40年遅いよな。

既に自分がガキの頃からお化け屋敷には日本人形が普通にありましたし、そもそもからくり人形で顔が瞬時に般若の怖い顔に変わる様な日本人形だってあるじゃないですか?

PC担当:面堂の妹が持ってる奴?

私:そうそう、それ。

恐怖系のおどろおどろしいイメージってのもモチーフの中に確実にあり、意識している創り手さんも居るんじゃないですか?

神秘性と恐怖って表裏一体で紙一重なとこがあるでしょ?

だから一概に不気味は悪いものだと決めつけちゃいけないと思う。
見る側の感じかたの問題であって、人形そのものの価値を減ずる様なものでもあるまい。

寧ろ変に明るいイメージで軽薄な感じの日本人形の方が嫌だろ。

行き過ぎた萌え要素を付加したりした方がイメージ的に協会の忌避する物になって文句言うんじゃないですか?

何を今更って感じですよね。
本当に強力に否定したいならば40年前からもっとしつこく否定して来なきゃダメじゃないの?

今のイメージってのは40年間大したアクションもしていない、或いはしていても実を結んでないって事でしょ?
で、今更こんな抗議文を出したりとか、協会の無能振りには日本人形の作家さんだって呆れてると思いますが如何?


まぁ、この話の流れで一番問題なのは預かって供養するはずの人形がなぜ外部に貸し出されているのかという事だ。

神様は信用できるが坊主は信用ならん。
坊主のレクサスはマジむかつく。
課税しろ。



結論。
なんたら協会とかなんたら組合なんてのは殆どの場合その業界の発展や振興など考えてない無能な老害の集まりに過ぎない。
ただ何かをやりましたよ、やってますよの仕事してますアピールが一番で本当にその界隈の為になる様な事はやってないのが大半だろ。

そこにあるのは自分達個人の金儲けと安っぽい名誉欲の濁りきった情念に他ならない。
アートの世界においては害悪以外の何者でもない。

いや、アートの世界以外でもそれなりに名を成した人が周りから担がれて先生なんて呼ばれてるのを見ると悲しくなる。

創作や歩みを止めた人に学ぶことなど無い。


俺はね、取材とか受けたり対外的な会合とかの場で、たとえ社交辞令でも先生って呼ばれるのを頑なに固辞してるのよ。

俺は先生と呼ばれる程愚かな人間じゃないよ。

先生と呼ばれる人間にまともな奴が居たためしが無い。


PC担当:じゃあ先生で良いじゃん?まともじゃないんだから。

私:やかましい!!

衣裳担当:なんなら良いんですか?

私:師匠ならまだいい、弟子がいる訳じゃないけどな。
が、尊敬ではなく奇異の眼でみた師匠でなくてはならぬ。
あくまでも技術の求道者という意味で。

PC担当:じゃあ板長で。

私:庖丁人か俺は!

製造担当:削って切ってをしてばかりだから似たようなもんだろ。

衣裳担当:板長、この水着はもう少し小さい方が良かったですか?

私:定着させるな!




さて皆様!お待ちかね秋の画像祭りを開催します。

3週連続で新たなギャラリーを追加して行きます。

今回は全て新ヘッドのギャラリーで、いつもお馴染みのLB1ヘッドやLuJ3ヘッドは登場しません。

初回はコスプレ画像で転載可能ギャラリーの方に載せます。

  

こちらのコーナーにある画像の衣裳とか小物は版権物ですから売る事は出来ませんのでご了承下さい。
コスプレは販売とは切り離して私の趣味でやっているコーナーという事にしておいてください。

それでは掲載されましたらお楽しみください。




画像は八王子市のイベント。
※ウチの人形じゃありません

   

痛車は一般的になりましたが、人形はそうでない。

流石に等身大人形は色々とハードル高くてなかなか拡まんないよな。



それと1108の現行型の膝関節を新型と同じとはではいきませんが、同じ位までの可動域を持たせる位まで行くように全て手作業で削り出しました。

 


勿論、その分断面積が減って強度が落ちるので、これまた手作業で補強樹脂を盛り付けて万全を期してます。

流石に正座までは無理ですが、M字開脚はバッチリですよお客人!

製造担当:肘だけじゃなく膝も全強化か・・・・手間かけ過ぎだろ。ま、それはあんたの仕事で俺の仕事が増える訳じゃないから構わんが時間かかるわけだな。

私:職人仕事はもうこれでいいと思ったらそこでおしまいって鳳の親方が言ってた。
だからやる。
徹底的にやる。

PC担当:やっぱり板長じゃねぇか!!

2016年10月18日(火)

ボブ・ディランが受賞するなら大槻ケンヂも間違いなく貰える筈だ。
文学的にひけをとらないどころか遥かに上にいってると思います。
只、正確に英訳は出来そうもないが・・・・・

A Searchright with Moonright!
right on the tightrope!


because・・・I want going a Searchlight!

なんだこりゃ・・・こんなの外人さんに理解出来るわけないな。

PC担当:そりゃ無理だ。

私:でもright on the tightropeの辺り韻を踏んで良い感じじゃねえか?

製造担当:どうでも良いわ!




ところで・・・・腰と背中が痛てぇぇぇぇぇっ!

痛みで夜も寝られないので整体行ったら、「なんですかこれ?背中に鉄筋入ってますよ!」って言われました。

仕事柄、一本筋が通った人間ですからって言ったら「いえ、左右二本です。」って言われました。

PC担当:さすが日本一のスジ職人!

衣裳担当:はいお二人ともこちらに1000円入れてください。



新型ヘッドが完成でラインナップに加わります。

     

     

日本人顔のLuJ5とイタリア系の顔のSA1です。
眼の色によってはスラブ系っぽくも見えます。

LuJ5はまだメイクが定まってませんので受付はもうしばらくお待ちを。

SA1は注文可能です。

どちらも試作品で写真撮りましたが、表情可変機能2.0を搭載しています。

以前の物より眼球と瞼の可動域が大きくなっていますので眼を見開いたり細めたりが楽に出来ます。

LuJ5はまだ完全でないのでサクッと撮っただけですが、SA1の方は普通のギャラリーの他に予告通りストパンのサーニャのコスプレとかさせてみました。

のでこちらのギャラリーは版権放棄の転載可能ギャラリーの方に載せますし、エロはありません。

パンツじゃないから恥ずかしくないもん!

PC担当:どう見てもパンツだろこれ・・・・

2016年10月11日(火)

涼しくなってきましたねぇ。
作業がはかどるので一気に進めます。
と、思ったらいきなり夏日とかもう異常気象は勘弁して欲しいですよ。10月に夏日とか冗談はよせ!(西川のりお)

PC担当:古いよおっさん・・・・



珍しい製造エラーが発生しましたよ。
肘のフレームの同軸管部分が固着というエラーです。

アルミニウムとかマグネシウム同士の煽動部分はキンクし易いので潤滑用の高粘度のオリフィスを封入しているのですが、噛み込んで作動が極端に重くなりました。

考えられる可能性は二つ。
何らかの理由で潤滑されてないか金属破片が煽動面に噛んだか。

そう言えば切断面の研磨してた時にビットが砕けた時があったけどもしかしてその時の破片が管内部に傷入れたとかかも。

かなりギリギリのクリアランス(0.2mm)の箇所なので小さな傷でも噛み込みする可能性はあります。

念の為に管内部はコンパウンドで研磨したんだけどなぁ。

いずれにしろ造り直しです。

まぁこれも経験ですよ。
失敗データこそが後々の大きな財産ですから。



さて、大したニュースじゃありませんが、九州の鉄道の記念切符のイラストがエロゲーだかなんだかのキャラクターに似ているという指摘で発売が中止されたというニュースを見ましたが、まずエロティックな物に対して何時まで蔑んだ目で見るのだろうかという憤りがありますね。

教育冊子とかで採用したのであれば運営側の責任もあるかも知れませんが、鉄道の記念切符のイラストが成人向け作品に似てたからってナニよ。

そこで第一に問題にされるべき事は単純に作品の類似性という著作権上の問題であって成人向け作品に似ているという事が一番の問題じゃないだろ。

報道する側の姿勢が成人向けというカテゴリーを蔑視している上での記事にしか思えない。

確かに成人向け作品やエロティックアートはあまり明け透けに展開するような物ではないとは思いますが、それは分別という範疇の問題であって、ものつくりや創作に貴賤はないはずだ。

成人向け作品やそれらの創造者を下に見る世間の風潮を増長させるかの様な視線の報道は如何なものか。

はっきり言わせて貰えば、報道の自由とか国民の知る権利とかに名を借りて他人のプライバシーを切り売りしているメディアの方がアダルト業界よりも遥かに下衆な仕事だと思うよ。



で、著作権上における類似性という問題なんですが、世の中にはさぁ〜やりたくもないのに似てしまうという事がたくさんあってねぇ〜・・・・これはもうほんと〜うに厄介でねぇ〜・・・・・俺もその一人だったんだぁ〜・・・・

だからさぁ!俺は、サーチライトになりたいんだ!

PC担当:いま大槻ケンヂはいいから。


二次元にしても三次元にしても創作者は他者の作品との類似性について非常に気を使ってると思います。

例えば工業製品の場合、同じ目的のものを別の人が製作した場合、最初はオリジナリティーに溢れた個性溢れる方式が百花繚乱ですが、製品として市場に出て顧客の要求や感想などのフィードバックから再設計、モデルチェンジをへてそれら製品の形は同じデザインに収束していきます。
残酷ですが事業継続、つまり利益を確保する為には市場の要求、つまり売れる製品を造り出さなければなりません。
でかい会社ほどその傾向がありますね。

だから車とかカメラとかその製品が社会に浸透してありふれたものになるにつれデザインが似通ってくるんですよ。

昔は新たなデザインで新たな市場を開拓するという戦法もありましたが、現在はそう言う投資をするのは一種のギャンブルという経営理論が主流ですからデザイナーの仕事はゼロから新機軸で創り出す創造力よりも如何に類似した制限の中で個性を出すかという変則的な能力を求められています。

これはこれで非常にスキルのいる仕事ではあります。
実際きついだろこれは。

一方、小規模な会社や個人事業主クリエイターは比較的好き勝手にやれますが、やはり他人の作品との類似性を顧客に指摘されるのは色々と問題があります。
仕事として継続していくには売れるもの(市場が要求する物)を創って行かなければなりませんが、アートの本質はそこではありません。
現実的にはそれらのバランスがとれるのは奇跡に近い確率です。

だから殆どのアーティストは他に収入の手段を持ってたりします。
しかしそうなると自分の時間を全て創作に充てる事が出来なくなり、作品の質が落ちたりのジレンマに陥ります。

これもまた難しい問題ですよね。


もしここをクリエイターの皆さんが見ていたら解って貰えると思いますが、作品創りにおいてその創作者が過去に体験、或いは学習、参考にした、または感動した他者の作品の無意識下の影響ってのが怖いんですよ。

これは決して意図的な模倣などではなく、影響という奴です。

意図して真似てる訳じゃ無いのに、あたまの中で強く印象に残ったような作品がその影響を自分の作品に顔を出してしまうという意味です。

それがそのもと作品の作者に師事していたり、心酔しているとかであれば問題にはなりませんが、クリエイターってのは元来一匹狼な人が多いので、それを認めるのは苦痛ですし況してや他人から指摘されるのはプライドが赦さない場合が多い筈です。


自分が他のリアル系人形作家さん達の作品を一切見ない様にしているのは、この無意識下の影響って言う厄介な物を完全に排除して自分の作品のオリジナリティーを確保する為です。

本来ならば勉強の為に見ておくべきものなのかも知れませんが、自分は作品的スタンドアローンを貫くと決めたのでそうしています。
自分が模倣するのは純粋に本物の人体のみで、他人の作品を模倣するのは例えそれが素晴らしい作品であったとしても目的から外れます。
その意思がなくとも記憶の断片に残る様な事があると無意識に影響されてしまう可能性はゼロではなくなり自身の作品や作風に自信が持てなくなってしまいます。

それはいやだ。


漫画やアニメーションなんかも創ってる人達は大変なんだろうなぁ。
ストーリーも絵柄も流行り廃りはあるでしょうがオリジナリティーを確保するのは大変ですよね。

アートで食っていくのは本当に大変ですよ。


だからコスプレとか類似性を逆に追求する作業は気が楽です。
他者の著作物ですから撮影画像を含めて関連したものを売る事は一切出来ませんが、楽しいです。



画像はトラブルを起こした箇所と同じストックパーツ。

  

念の為に全ての物をチェックして研磨しなおし。

機械ってのは調和が大切ですよ。
一箇所でも不具合があればそれは機械として成立しません。

作動箇所が多ければ多い程大変です。

そう言う意味では全身フル可動式骨格はハードルが高過ぎて他社があまりやらないのは当たり前かもしれません。
とくに肩廻りは非常に複雑な動きを再現できなければ人体の動きには程遠いですよ。

 

歩留まりが悪過ぎるのは否めません。
だが、やる。

PC担当:やり過ぎだろ。




それとサーニャのアンテナ出来た。
丸形のアクリルパーツ以外は全てその辺にあった廃品を利用したので130円しか掛かってません。

  

製造担当:やすっ!

PC担当:あんたほんとに東側兵器好きだよな。

私:ロシア機の垂直尾翼てっぺんの切り欠きに美学を感じるんだよ。どちらかと言うと質実剛健のMIGよりもSuの優雅なデザインとかYakの変態設計の方が好きだな、Su47が超カッコイイ!
そもそも兵器というよりロシア娘が好きなのよ。
ロシア、ウクライナ、東欧系の女の娘って12〜3歳くらいまでは妖精みたいに美しいよな。
そして20歳過ぎると殆どはブクブク肥ってモスクワ団地妻。ハラショー!

PC担当:どんな日活ロマンポルノだそれ!

衣裳担当:前に造った連装砲ちゃんとかのしまかぜの小物も材料は殆ど廃品でしたよね。


商品には廃品は使えませんが、廃品は棄てるにも金が掛かる世の中ですから有効活用はいろんな意味で財布と地球に優しい。


PC担当:でもこのアンテナ、魔導針っての?  ロシアの機体じゃなくてドイツの夜間戦闘機He-219ウーフーの奴じゃまいか?

私:ヘルシングにでてた2丁拳銃の女松田優作?

衣裳担当:ハインケル・ウーフーですか?

PC担当:同じ名前だなそう言えば。

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